ドローン事故を起こさないために、過去の事例から学ぶ事故の原因と安全対策
こんにちは
当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
前回まではドローンの活用方法をざっくりとご紹介させていただきました。
少しはイメージして頂けたでしょうか?
もしなにかご自身が今されているお仕事で活用方法はないか?とか
こんな活用はできないのか?等思いつくことがございましたら、
お気軽にご相談ください!!
さて今回は今までとは違ってあまり明るい内容のお話ではありません。
前回の最後でもお伝えしましたように、ドローンはものすごく便利で
『空の産業革命』とも言われておりますが、
一歩間違えれば事故につながってしまい兼ねません。
そこで今回は今まで実際に起こってしまった事故の実例をいくつかご紹介
していきます。
一つだけ勘違いをさせてしまいたくないのでお伝えしておきますと、
事故が起こったら大変だから素人は触らないでおきましょう!と言いたいわけでは
なくて、こんなことが起こってしまわないように知っておくこと。
そしてきちんとした知識と操縦技術を身に着けて安全にドローンを活用していただきたい
との想いから事故の実例をご紹介していきますので、ぜひきちんとご理解していただければと
思います。
また、下記の事故例に関しましては昨年国土交通省に報告されている事故例となります。
『産業用ドローンの事故例』
2021年7月20日 佐賀県唐津市
・農薬散布の為、無人航空機を飛行させていたところ、支線に接触及び切断し、墜落した。
・本件事案による人の負傷はなかった。
・なお、操縦者の操縦経験は10時間以上。
【 原因 】
・飛行前に支線を確認をしていたが、失念し接触した。
・障害物に向かっての飛行させた。
・ナビゲーターとの連携不足であった。
【 是正措置 】
・ナビゲーターと事前飛行ルートの確認
・安全対策マニュアルに沿った飛行ルートの策定(障害物に向かって飛行させない)
『空撮中の事故例』
2021年5月9日 愛知県名古屋市
・無人航空機を飛行させていたところ、通信不能となり、機体を紛失した。
・本件事案による人の負傷及び第三者の物件の被害は不明。
・なお、操縦者の操縦経験は10時間以上。
【 原因 】
・通信不能によるもの。
・各種規定の理解及び遵守不足。
【 是正措置 】
・機体との通信状況が悪い場合は、速やかに通信状態の良いところまで戻すか、それができ
ない場合には、速やかに飛行を中止する。
・航空局標準マニュアルや関連文書を熟読するとともに、内容の正確な把握に努める。
最後に
今回は二つしかご紹介できませんでしたが、両方とも事故があったのは10時間以上のフライト経験の
ある方が飛行させたにもかかわらず起こってしまった事故例です。
また他にも国土交通省のホームページには、報告のあった事故例が沢山上がっておりますので、
ご興味のある方は参考にされてみてはいかがでしょうか。
ドローンはものすごく便利ですが、一歩使い方を間違えてしまうと大事故につながりかねません。
また、ドローン自他も決して安いものではありませんので損害も大きくなってしまいます。
ですので、きちんとした知識を身に着け、技術も向上させたうえでドローンを楽しんでもらったり
お仕事に活用していただけたら幸いです。
次回は今回の事故の延長です。
事故を起こしてしまって万が一人にけがをさせてしまった場合、みなさんどうされますか?
ちょっと漠然とした質問になってしまいましたが、実はドローンにも保険があります。
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