ドローン保険の商品内容まとめ、ぴったりの保険探しをお手伝いします

こんにちは
当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

前回はドローンにも保険があり、賠償保険、機体保険ともに加入することをお勧めいたしました。
今回はそんなドローンの保険について、どの会社がどのような商品を扱っているかをご紹介したいと思います。

保険に加入する内容として個人向けと法人向けの商品があります。
多くの方は個人向けの内容で十分と思いきや、ドローン保険の場合注意しなければならない運用があります。
それは撮影物を不特定多数が閲覧できるSNSへ投稿する場合、収入の有無にかかわらず一律で業務行為扱いとなってしまい、個人向けの補償プランが使えないケースがあることです。

お金が発生しない投稿でも宣伝行為となり、個人向け保険の補償対象外ってのはなんだか理不尽ですね。苦笑
撮影を目的とせずフライトの腕を磨く事や、家族内で撮影物を楽しむ場合は個人向けのプランを、SNSへ公開する可能性が少しでもある場合は法人向けの保険に加入するといいですね。

保険の比較要素

保険を比較する際にあたって次の点を考慮すると良いでしょう。

  • 保険料
    日割り、月額、年額等保険料の支払い方を確認し、保険料とのバランスが取れた保険がいいでしょう。
  • 補償金額
    事故が起こった際に保証される金額の範囲であり、無制限だと安心です。
  • 免責金額
    自己負担する分の金額であり、免責金額以下の事故の場合ですと保険料が支払われません。
  • 人格権侵害補償の有無
    プライバシーを侵害し、訴えられた場合に補償を受けられます。
  • 海外での補償の有無
    日本以外でもフライトさせる事が有る場合加入必須です。
  • 貸与した機体への補償の有無
    所有しているドローン人に貸し、その機体が事故を起こした際の補償です。
    これがあると安心して友達にドローンの魅力を伝えることができます。(笑)

保険会社の商品一覧


DJI無償付帯賠償責任保険
DJIドローンを新規で購入された場合、1年間無料で加入できます。

補償内容標準プラン限定利用プラン
対人賠償1事故につき1億円1事故につき1億円
対物賠償1事故につき5,000万円1事故につき1億円
管理財物補償1事故につき5,000万円
交通死亡・後遺障害保険金100万円

DJI賠償責任保険
DJIドローンを所持し、DJI無償付帯賠償責任保険よりもさらに補償が必要、またはDJI無償付帯賠償責任保険が満期を迎えた場合に加入を検討されるとよいでしょう。
ドローンを貸与する場合はBプランを、日本以外でもフライトさせる事が有ればCプランへの加入をお勧めします。

補償項目補償内容プランAプランBプランC
身体障害・
財物損壊補償
1事故につき
1~10億円
管理財物補償1事故につき
1~10億円
管理財物使用不能損害補償特約1事故・保険期間中
3000万円
人格権侵害被害者1名につき
100万円
1事故につき
1,000万円
初期対応費用補償1事故・保険期間中
1,000万円
訴訟対応費用補償1事故・保険期間中
1,000万円
追加被保険者特約1事故につき
1~10億円
国外危険補償特約1事故につき
1~10億円
免責金額0円0円0円
年間保険料7,300~12,700円7,500円~14,500円8,700~17,000円

DJI機体保険
DJI機体への保険であり、事故や盗難による損害を補償されたい方への保険です。
DJI無償付帯賠償責任保険とセットで加入すると、賠償保険と機体保険を同時に加入となり、保険への態勢はばっちりですね。
ドローンを貸与する場合はBプランを、日本以外でもフライトさせる事が有ればCプランへの加入をお勧めします。
※DJI機体保険の補償金額や年間保険料は機体により異なりますので、ここでは割愛致します。

補償項目プランAプランBプランC
損害保険金
残存物取り片付け費用保険金
損害防止費用
権利保全行使費用
水災危険補償特約
捜索・回収費用保険金
臨時費用保険金
講習費用保険金
代替機賃借費用保険金
損害賠償請求権不行使特約
国外危険補償特約
免責金額0円0円0円


東京海上日動のドローン保険(賠償責任保険)
ドローンの業務使用等により事故が起こった場合に損害賠償責任を補償してもらえます。
ライトプラン、スタンダードプラン、海外プランと別れており、組織で使用せず、海外でも飛ばさない場合はライトプランでいいでしょう。

補償項目補償内容ライトプランスタンダードプラン海外プラン
基本補償対人・対物賠償共通
1~10億円
(1名・1事故)
管理下財物損壊担保特約対人・対物賠償共通
1~10億円
(1名・1事故)
人格権侵害100万円 (1人)
1,000万円 (1事故/期間中)
初期対応費用1,000万円 (1事故)
訴訟対応費用1,000万円 (1事故)
追加被保険者特約対人・対物賠償共通
1~10億円
(1名・1事故)
国外一時持ち出し危険担保特約対人・対物賠償共通
1~10億円
(1名・1事故)
免責金額0円0円0円
年間保険料
7,350~12,750円7,550円~14,550円8,750~17,050円

東京海上日動のドローン保険(機体保険)
ドローンの業務使用等により事故が起こった場合に機体を補償してもらえます。
ライトプラン、スタンダードプラン、海外プランと別れており、組織で使用せず、海外でも飛ばさない場合はライトプランでいいでしょう。

補償内容ライトプラン スタンダードプラン海外プラン
損害保険金
残存物取片づけ費用保険金
損害拡大防止費用
権利保全費用
水災危険担保特約
捜索費用保険金
代替品レンタル費用担保特約条項
(代替品レンタル費用担保特約)
-
代位求償権放棄特約-
国外危険担保(一時持ち出し用)--
免責金額保険金額の5%(1,000円単位に四捨五入

SORAPASS care
ドローン飛行支援地図サービスであるSORAPASSと、ドローンの保険が一体となったサービスです。
SORAPASSでは気象予報、風速・風向、雲量、日の出・日の入りといった安全飛行や空撮の際に必要な気象情報が得られます。
他にも飛行禁止エリアや、同サービスのユーザー同士で飛行情報を共有することが出来ます。
保険料は業務利用、ホビー利用の両補償セットで年間5,000円になります。

補償項目補償内容業務利用ホビー利用
補償金額1事故につき1億円
作業対象物補償
(管理財物補償)
1事故につき1億円
人格権侵害被害者1名につき100万円
1事故・保険期間中1,000万円
事故対応特別費用保険期間中1,000万円
操縦訓練費用保険期間中10万円
第三者医療費用被害者1名につき50万円
保険期間中1,000万円
免責金額0円0円


1日ドローン保険
当日でも賠償責任保険に加入できる楽天のサービスです。
ドローンを頻繁に飛ばさないユーザーにとって十分な補償サービスでしょう。
ただし業務利用の場合は対応できないので、SNSへの投稿を検討している場合は適切ではありませんね。

補償項目補償内容
保険料200円
保険期間1日
賠償責任補償金額1億円
死亡補償290万円
後遺障害補償290万円
入院補償日額3,000円
手術補償入院中:3万円
入院以外:15,000円
救助・捜索費用補償200万円

最後に

ざっくりいうと頻繁に屋外をフライトさせ、DJIの機体を所有されていればDJIの保険に、その他の機体であれば東京海上日動の保険に入ると分かりやすいですかね。笑
あまりフライトする機会が多くなければ、SORAPASS careや1日ドローン保険で必要な分を補ってもらう運用も手かと思います。
SNS等への投稿による業務行為となる点は、保険へ加入する前によく検討しないといけませんね。

またDJI無償付帯賠償責任保険はDJIの機体を新品で購入した後、申請を行った場合に1年の補償が有効となりますので、新品のDJI機体を購入された際には申請を忘れないようお気を付けください。
また、保証期間切れになる前に別の保険へ加入することもお忘れないようご注意願います。


次回はドローンのアプリについてお伝えできたらと思います。

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