新しい趣味を始めよう!FPVドローンを始めるための各種申請について
こんにちは
当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
前回は実証実験のニュースについてお話いたしました。
今回はFPVドローンを始めるにあたり必要な申請や流れについてお伝えできたらと思います。
FPVドローンとは?
そもそもFPVとは、First Person View(ファースト・パーソン・ビュー)の略語であり、FPVドローンとはドローンの機体そのものを見ながら飛行させるのではなく、ドローンに搭載されているカメラの映像をゴーグルに投影し、それを元に飛行させる機体になります。
昨今ではドローンレースやアクロバット飛行だけでなく、空撮や点検業務にも使用されています。
またFPVドローンは小型機が多くあり、機体重量が100g未満の場合は機体登録が必要ではないため、屋外で目視外飛行しても罰則はありません。
※飛行場所における所有者への許可は必要であり、空港や国の重要施設などの飛行は禁止です。
飛ばすために必要な資格とは?
通常のドローンは2.4GHz帯の電波を使用して飛行しており、この電波帯は免許がなくても問題ありません。
しかしFPVドローンは最高時速が約200Kmも出せる機体もあり、超高速で飛行するドローンの映像をゴーグルに同期させるには、2.4GHz帯では飛行状況との同期が間に合わない場合があります。
そこで5.7~5.8GHz帯の電波を使用することでこの問題は解決しますが、この電波帯はアマチュア無線免許4級以上を取得していないと扱うことができません。
※例外としてDJI FPVであれば2.4GHz帯を使用しているためアマチュア無線免許は必要ありません
※100g以上の機体を屋外で飛行させる場合は目視外飛行にあたるため、DIPSにて無人航空機の登録申請と飛行許可申請が必要です。
アマチュア無線免許4級の資格は講習会を受けて試験に臨むものと、直接試験を受けるものがあります。
出題内容は過去問からの出題が大半のため、参考書を読み解き独学されても問題ないかと思います。
筆者はこちらの講習会を二日受けて資格を習得しました。
必要な申請は?
アマチュア無線4級の資格を無事取得されると、次に開局申請を行います。
ドローンを飛ばすには無線を使用することになりますが、どのようなものを使用するかというのを開局申請にて届け出ます。
開局申請を行う前に、飛行させたいドローンの系統図の入手と、そのドローンが問題ないことを第三機関に保証してもらう必要があります。
系統図の入手は購入されたお店かこちらのサイトから可能です。
入手された系統図を第三機関に保証してもらい、保証書が発行されたのちに開局申請ができます。
開局申請に不備がなければ免許状が発行され、晴れてFPVドローンを飛ばすことができるようになります。
最後に
まとめとしてFPVドローン飛ばすためには、
- アマチュア無線4級以上の免許を取得
- 系統図の入手
- 第三保証機関による系統図の保証、保証書の取得
- 開局申請、免許状取得
の流れになります。
注意点としては、各種申請を行うには2~3週間程度時間が必要のため、アマチュア無線4級を所持していない場合、約2~4か月後に飛ばせる環境が整うことになります。
飛ばしたくてもすぐに飛ばせないのでモヤモヤしますが、それさえ終わってしまえば、高速飛行するドローンを機体目線で飛ばす爽快感を味わうことができます!
参入ハードルが高く全てを自分で操作する難しさの一面もありますが、思い通りに飛ばせた時の楽しさは他のドローンには無く、手がかかる分却って愛着がわきますね笑
ちなみに筆者はMOBULA 6という機体を飛ばしています。
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