APELEON、eVTOLドローン「APELEON SCALAR」開発!!次世代の貨物輸送へ

こんにちは
当ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

今回はAPELEONの電動VTOLドローン開発設計についてご紹介いたします。

VTOLドローンとは

通常の固定翼機は、固定翼によって省電力で巡航することが可能ですが、離着陸用の長い滑走路が必要であり、垂直に離着陸することができません。
一方、マルチローター型ドローンは垂直離着陸やホバリングが可能である反面、常にプロペラを回す必要があるため、電力消費量が多く、長距離・長時間の飛行を不得意とします。

垂直離着陸機(VTOL)は、この両者の利点を組み合わせた機体であり、垂直に離陸し、固定翼機のように水平飛行も行える特徴があります。垂直に離陸した後、離陸に使用した回転翼を止め、尾翼に設けられた小さな回転翼と固定翼で水平飛行に移行し、着陸時には再び垂直に降下して着地します。
また、固定翼機では一定以上の速度が無いと飛行に必要な揚力を発生させることができませんが、垂直離着陸機で足りない揚力を、ホバリング用のプロペラで発生させることができるため、低速での巡航やホバリングも可能になります。

231215_APELEON_top

完全電動で効率的なドローンイノベーション

APELEON SCALARは、優れた巡航性能と高いペイロード容量を備え、垂直離着陸能力と組み合わせることで、貨物輸送において日常的に使用されることとなるでしょう。

同社は、大規模な地上インフラである滑走路を必要とせずに遠隔地にアクセスするための持続可能な航空輸送に焦点を当てています。
飛行機の利点とヘリコプターの利点を融合させ、すべての機体が垂直離着陸が可能で、優れた巡航性能を発揮できます。これにより、運用コストの減少が可能であり効率的な航空機が実現するでしょう。

同社は農村地域へのアクセス、緊急の医療や技術的状況への対応、特急貨物輸送など、大きな可能性を秘めた航空機を設計してきており、これまでにない可能性を切り開くとしております。また、eVTOL技術と先進的な航空力学の分野における数年にわたる研究により、優先的な貨物を配送するための電動垂直離着陸ドローンを商品化するためのベースラインも設定されています。

231215_APELEON_01

イノベーションの核心は持続可能性

APELEONの航空機は、企業に国際的な気候変動目標の達成に貢献する力を与えるとして、以下のような項目を掲げております。

  • 乗り物の選択:持続可能なモビリティの鍵は、多様な輸送手段にあります。APELEONは、遠隔地と数十キロ離れた目的地を結ぶのに最適で、インフラの必要性を減らすことができます。
  • エネルギー効率:国際的な気候変動目標を達成するためには、2030年までに新型車のエネルギー効率を2倍にする必要があります。eVTOLドローンは、マルチコプターやヘリコプターに比べ、巡航飛行においてはるかに高いエネルギー効率を可能にします。
  • クリーンテクノロジー:近年の推進技術とエネルギー技術の進歩により、電気推進システムやバッテリーや燃料電池のような最新のエネルギー貯蔵システムを使用でき、CO2排出ゼロでの飛行が可能になります。
231215_APELEON_02

機体性能

  • 巡航速度:100km/h
  • 積載量:10kg
  • 最大移動距離:150km

最後に

電動VTOLドローンは、固定翼と回転翼を組み合わせの利点を組み合わせ、さらに電動化によってCO2の排出量を軽減できることから、環境への負荷を軽減することに繋がります。
以前ご紹介した空飛ぶ軽トラは、積載量が大きいため大型の物資を運ぶのに利用でき、APELEONは細かい物資を複数回運搬する能力に長けており、どちらの機体も実用化が待ち遠しいですね。

民間技能ライセンス、国家資格に関心がある!!
外壁点検を依頼したい!!!
などなどご関心、ご相談事等ございましたら、関西ドローンスクールまでご連絡をおまちしております。

Follow me!

今すぐお申し込みができます。

  • 申し込みフォームを記入&送信
  • 入金後、座学用ID発行
  • 受講開始!(オンラインでの座学の受講+2日間の実技フライト)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です